【声劇台本】恋愛学園(バレンタイン声劇)

[主人公] 水無月 カレン(みなづきかれん)
片思いの相手(巽屋 蓮司)に、
バレンタインチョコを渡したいのだが、
ことごとく邪魔が入りなかなか渡せない。

[主人公の想い人] 巽屋 蓮司(たつみやれんじ)
容姿は普通だが、
立ち振る舞いが優しく、
女子には人気があるタイプ。
実は、カレンのことが好きだが、
シャイなため伝えられていない。

[主人公を邪魔する人その1] 光希 麗華(みつきれいか)
主人公のカレンと同じく、
蓮司のことが好き。
バレンタインにカレンがチョコを渡すことを知って、
彼女の前に立ちはばかる。

[主人公を邪魔する人その2] 神狩 晋也(かがりしんや)
主人公、カレンのことを溺愛してやまない先輩。
一応学園一のイケメン。
最初は勝手に、
彼女の持っているチョコは自分宛だと信じていたが、
麗華に真実を吹き込まれ、
蓮司にタイマン勝負を挑む。

[主人公の親友] 宮田 江梨花(みやたえりか)
唯一カレンを応援してくれている人物。
彼氏持ちで、落ち着いている。
邪魔をされる度に、的確なアドバイスをくれたり、
励ましてくれたりする優しい人物。
カ:(今日は、待ちに待ったバレンタイン…!
今日のために、一生懸命作ったチョコレート、
巽屋君、貰ってくれるかな…?)

江:カレン、おはよう!
さっそく浮かれてるねー!
そんなソワソワしてたらバレるよ?

カ:え、え、そ、そうかな…?
う、うん、落ち着く…。
(深呼吸の声)

江:あれでしょ?
今日は巽屋君にチョコ渡すんでしょ?

カ:そのつもり…!

江:つもりって何よー!
しっかり渡す!それでいいじゃん!

カ:そ、そうだよね…!
…よし、勇気出す!

江:わたしも陰ながら応援してるからさ、
何かあったら言っておいでよ?

カ:うん、解った…!
本当にありがとう、江梨花…。

江:さ、行ってきなさい!

カ:うん!
――――――――――
麗:気に入らないわね…。
しかも相手が巽屋君だなんて…。
何をしてでも、阻止してやるわ…。
――――――――――
カ:(巽屋君…巽屋君…どこだろ…)
あ、危ないっ!
…ふぅ…
危うく水入りバケツに足突っ込むところだった…

麗:…駄目か…
さすがにこの程度じゃ引っかからないわね…
―――――――――――
カ:(やっぱり見当たらないなぁ…
いつも教室にいるから、そこかなぁ…)
―ドアを開ける音―
…え?
何で黒板消しが落ちてくるの…?

麗:くっ…またかわされたわね…!
――――――――――――
カ:(教室にもいないや…じゃあ部活?)
あの、すいません、巽屋君っていますか?

モブ1:今日は部活は休みだよ?

カ:あれっ?そうだったんですか…
ありがとうございました。

麗:もういいわ…!
こうなったら最後の手段よ!
――――――――――――
麗:神狩せーんぱい!

神:何だいレディ、君も俺にチョコをくれるのかい?

麗:違うんですよぉ~、
水無月カレン、先輩好きですよね!

神:ああ、彼女は薔薇のように美しいからね…。
あの美しさは罪だ…。

麗:(何かいろいろムカついて来たけど…)
あの子ですね、チョコを持ってたんですけど~…

神:ああ、何だ、俺にくれるんだね…
もっと先に言ってくれればいいのに、
全く、可愛い子猫ちゃんだ。

麗:(こいつ、マジムカつくわ…)
でも、そのチョコ、先輩宛じゃないんです!

神:な、何だってーーーーー!?
じ、じゃあ一体誰に渡すと言うんだ!?

麗:(しめしめ…いい感じね)
巽屋蓮司君、みたいですよ?

神:巽屋蓮司…
そいつがカレンをたぶらかしたんだな!

麗:…へ?

神:解った、ありがとう、可愛いレディ!
その男を倒せばカレンは俺のものだ!

麗:え、ちょ、ちょっと、神狩先輩!?

神:そうと決まれば早く倒さねば!
ありがとう、行ってくるよ!

麗:お、思ってたのと180度考えが違った…
というか、
わたしとんでもないことしちゃったんじゃ…
―――――――――――――
カ:何か、今日はなかなか巽屋君に逢えないなぁ…

江:どう?渡せた?

カ:それが…巽屋君が見つからなくて…
しかも、何故か廊下にバケツがあったり、
教室のドアに黒板消し挟まってたり、
不思議なことだらけで…

江:あんたそれ完璧イジメじゃない!?
というか、多分それ光希さんの仕業よ?

カ:え、何で?

江:だって光希さん、相当巽屋君のこと好きでしょ?
見てて解るもの、行動が解りやすい!
…あんたもだけど。

カ:…うう…。
でも、光希さんの仕業だとしても、
巽屋君はどこにいるんだろう…?
――――――――――
神:ようやく見つけたよ、君が巽屋君だね?

蓮:え、あ、はい、そうですけど…

神:巽屋君、俺と勝負してくれないかい?

蓮:…へ?

麗:(ああああああ!
最悪の方向に向かってしまったー!)

神:君がカレンをたぶらかした男だろう?
話は可愛いレディから聞いているよ。

麗:(最早名前すら覚えられてないー!)

神:この勝負に勝った方が、カレンを手に入れる。
そういう勝負だ。
さぁ、いくぞ!
――――――――――
江:え、あれ巽屋君じゃない?

カ:あ、本当だ…って何で神狩先輩が!?

江:早く、見つけたんだから渡しにいっておいで!

カ:わ、解った…!行ってくる…!
――――――――――
蓮:え、いや、あの、
まず意味が解らないんですが…

神:何、簡単なことさ、
君にカレンが惚れてるらしいじゃないか!

蓮:…え?

神:しかも!
今日持っているチョコを渡そうとしている!
そう聞いたぞ!

蓮:…そ、そうなんですか…?

神:そうだ、よし、状況は理解したな!
勝負はタイマンだ!

蓮:だ、駄目ですよ、俺空手部だから、
先輩のこと殴ったら犯罪に…

神:そう…故にタイマンなのだよ!

麗:(うわぁ…すごいこの人自分勝手…)

神:さぁ、いざ拳で語り合おうじゃないか…!

麗:(も、もうこれわたしが止めるしか…!)

カ:巽屋君、神狩先輩!!!

蓮:水無月さん!
神:カレン!
(同時に)

カ:駄目です、喧嘩はしないで下さい!
ましてや殴り合いだなんて…!
巽屋君は空手部だから殴れないし、
圧倒的に不利じゃないですか!

神:うっ…そ、そこをつかれては仕方ない…。
殴り合いはやめて、話合いで解決しよう。

麗:変わり身早っ!

カ:あれ?光希さんいつからいたの?

麗:えっ…と…い、いつからかなー…。

江:とりあえず!穏やかに対話しなさい。
あと、巽屋君。君はどう思ってるの?

蓮:え、な、何が…?
宮田さん、どういうこと…?

江:だーかーらー、チョコの話!
カレンがチョコを渡す話も、
君に惚れてる話も聞いたんでしょ?

蓮:え、あ、う、うん…。

江:だったら、ちゃんと返答するのが男でしょ?
イエスかノーか、はっきりしなさい!

カ:そ、それじゃあ改めて…!
巽屋君、バレンタインチョコ、
受け取ってください!

蓮:…もちろん。
本当にありがとう、水無月さん。

カ:え…?

蓮:実は俺、前から君のこと好きだったんだ…!

カ:そ、そうだったの…?

蓮:うん。
君は本当に優しいし、
俺は君のそういうところが好きなんだ。
だから、逆に俺から言わせて?
俺と、付き合ってください。

カ:ほ、本当…?
嬉しい…ありがとう…!
こちらこそ付き合ってください…!
(泣きながら)

江:これで皆、一件落着ね。
光希さん、貴方も納得したでしょ?

麗:く、悔しいのは悔しいわよ…?
でも、巽屋君を好きな気持ちは変わらないから、
巽屋君が幸せならそれでいいわ…。

江:神狩先輩も、納得してよね。

神:ううっ…この美貌No.1の俺が負けるとは…!

江:それが現実だから。ね。

神:な、泣いてもいいですか…?

江:カレン、よかったね、本当に!

カ:うん!
巽屋君、ありがとう…本当にありがとう…!
(泣きながら)

蓮:俺もだよ、水無月さん、ありがとうね。

江:こうして、バレンタイン戦線は幕を閉じました。

麗:何であんたが纏めてんのよ!

江:いいでしょ、
というかわたし以外纏める人いるの?

麗:そ、そうだけど…!

江:ということで、カレン、巽屋君、お幸せにね!

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初めまして、ぽち。と申します! 画像は頂き物です。 流浪の物書き、とか名乗っておいて普通の犬です。 とにかくものを創るのが好きです。 特にわたしは文章や台本、詞等で世界観を作ることが好きです。 でも、たまに歌ったりするのも好きなのです。鼻歌です。 こんな犬ですが、どうかよろしくお願いします!