【SS】中学生なのに僕より才能あるんです【Nameless Hero】

ナナシ「エルビアさん、頼んでたものなんですが」

エルビア「あ!ナナシくん!いま暇でしょ?暇よね?ちょっとお使い行ってくれないかしら」

ナナシ「えぇ…いきなりですね」

ガチャ

小太刀色巴(以下いろは)「ただいま。あ、ナナシ久しぶり!」

ナナシ「あ、いろはくん!久しぶりだね!元気?」

いろは「ああ、ほら!全然元気だ!」

エルビア「あら、おかえりー!どうだった?ジュリーとのミッションは!」

いろは「色々と勉強になった。早く、つぎも戦いたい!」

エルビア「どこの戦闘民族なのかしらこの子」

ガチャ

ジュリー「お邪魔するワヨ~。あらやだ!ナナシじゃないの。ア~ンタ最近どうしてたの?元気~?」

ナナシ「ジュリーさんお久しぶりです。この歳で借金というバッドステータスを背負いましたが元気してます」

ジュリー「ははは!ヤーダー、ア~ンタまた借金背負わされてるの?厳しいワネ~」

ナナシ「厳しいですねー。現実って。色相が濁りそうです」

エルビア「はいはいはい!そんなサイコパスになりそうで借金に困ってるナナシくんに朗報よ!」

ナナシ「すごく嫌な予感がします…」

エルビア「新東京第8駅の研究所からお届け物もらってくるだけ!」

いろは「第8駅?」

ナナシ「ああーそういうことですか。それなら簡単ですね!犯罪係数が上がるような白い粉とかじゃないですよね?」

エルビア「中身は知らないわね。アタシの後輩が鼻息荒くしながら連絡よこしたから何か大事なものには違いないわ。なーに変なものじゃないわよ、大丈夫よ」

ナナシ「えぇ…エルビアさんの大丈夫はちょっと疑問が…」

エルビア「え、なに?」ギリリ

ナナシ「いだだだだ、ほほをひっひゃらないで」

いろは「ナナシ。できたら私もそこへ行きたいんだがダメか?!」

エルビア「ええー!ダメよー!アンタは遊びにでもいってきな。あそこは研究所の近くにフォルトもいて危ないし、アンタにはまだ早いと思うわ」

ナナシ「その情報。僕に通知きてないんですが」

いろは「エルビア、そろそろ私も訓練の成果を試したいんだ!」

エルビア「んー…ダメ!ダメ!」

ナナシ「いやー、僕も結構あそこ怖いですって、ははは…あ、そーだ!エルビアさんが外注で頼めばいーんじゃ…」

エルビア「あのさぁー?アンタ外注にもお金がかかるのよ!おっかっね!それなら返済額が残ってるかわいそうーなヒーロー君に仕事をあげたほうがいーじゃない!」

ナナシ「そのかわいそうなヒーローがボコボコにされたら労災はおりますか?」

エルビア「ということで、よろしく!」

ナナシ「あれ?聞いてました?時間を吹っ飛ばしました?スタンド?」

エルビア「アンタ!アタシのロボットぶっ壊してくれたじゃない?まだ返済残ってるんだけど?」

ナナシ「わかりましたよ…、今からですか?」

エルビア「YES♪」

いろは「エルビアッ!私も行くって!」

エルビア「だからダメだってばぁー、アンタすぐ人助けとか何かに絡みそうなんだから…」

ジェリー「いーじゃないのヨ。エルビアねぇ、アンタも少しは親?いや姉離れ?…まあ何でもいいワ!ともかくしなさい。実戦は積めば積むほどそれだけ慣れるのもはやいのヨ」

エルビア「それはアタシもわかってはいるけど…」

いろは「おねがいだ!足手まといにはならない。どうしてもそこに行きたいんだ」

ジェリー「ほらぁ、エルビア!アンタ過保護すぎなのヨ~」

エルビア「…はぁー、わかったわよ。最近のいろはの成長を見れば足手まといにはならないのはわかるわ。ただし、何があっても自己責任だからね。アタシは知らないわよー」

いろは「もちろんだとも!」

エルビア「ナナシくんは弾除けくらいにはなれるかしら?」

ナナシ「あ、それぼくが足手まといですね」

 

―新東京第8駅―

 

ナナシ「ふぅー…、結構遠いんだね新東京。久しぶりだからわすれちゃってたよ」

いろは「新東京といっても第8駅だからだとおもう。駅近くは観光地だけど、山には研究所ばかりなんだね」

ナナシ「それもそうだねー広いよねー……。あっ、いろは君。そういえば」

いろは「なに?」

ナナシ「敵が出たら僕が戦うから、その間アレ呼んどいてね」

いろは「アレ?アレってなんのこと?ナナシ」

ナナシ「国家権力!僕は時間稼ぎしかできないからさ。アハハ」

いろは「わかった。すぐに私が呼ぶから安心して待ってて」

ナナシ「言ってて悲しくなってきた」

いろは「ナナシ、申し訳ないんだけど、1時間だけ街を回ってもいいかな?友達の誕生日の品を買いたくて」

ナナシ「へ?あ、いーよ!あー、それでここに来たかったのかー!じゃあ、僕も一緒に行こうか?」

いろは「あ、いや、ナナシはここに居てくれると嬉しいんだ」

ナナシ「あ、そ、そう。じゃあ…ここにいて、クレープでも食べてるね」

いろは「ああ、すまない。すぐ戻るよ!」バシュ

ナナシ「ぅわはやッ!すごい脚の速さだ…。…ふふ、青春だなぁ。男の子かなー」

 

―約1時間後―

 

いろは「ごめん、待たせちゃった」

ナナシ「あ、いやいや!はやかったね。目当てのものはあったかな?」

いろは「ああ、完璧!」

ナナシ「それはよかった。喜んでくれるといいね!同じ歳の子?」

いろは「いや、1つ下の女の子。大事な子なんだ!」

ナナシ「そっかぁ……って、あれ?女の子?」

いろは「?そうだけど?なにか気になることあった?」

ナナシ「あ、いや…!なんでもないよ。(中学生だから男の子かと思ったんだけど、読みが外れたなぁ)」

いろは「?」

ナナシ「…ふぅー!さてと!それじゃ…行きますか!」

 

―第8総合研究所―

 

いろは「なかなか大きな研究所のようだ、ここまで特に大した敵はいなかったな」

ナナシ「いろは君、さらに強くなったね…ここまで来るのにフォルトを正規パワードスーツなしで倒しちゃうなんて…」

いろは「ハハッ……そんなことないんだ。武器が強かった、相手がE級、数匹しかいなかった、ナナシがいた…ということだから。誰でもできるよ」

ナナシ「正規スーツなしで勝てる自信あるかなぁ…僕」

 

ウィーン

 

ナナシ「すみません。エルビア・ガードナーの代わりに来たASH(見習い)の鐡刹那です。荷物をお受けしにきました」

いろは「あ、久しぶりにナナシの本名を聞いた気がする」

ナナシ「ははは、あんまり言わないからねー」

認証イタシマシタ…2番フロントへオ進ミクダサイ

いろは「いろんな機械を運んでる」

ナナシ「うわー、ハイテクだなぁ」

白衣の女性「ありゃりゃ!?エルビアさん来なかったんですかー?!っとにもぉー!来ないとダメですよって言ったのに―」

ナナシ「は、初めまして鐡刹那です。ASHではネイムレスヒーローとして登録してますのでナナシと呼んでください」

いろは「初めまして!小太刀色巴です!」

メイリ―「おぉー!話は聞いてるよー。私はシャオ・メイリ―!メイリ―でOK!よろしくね」

 

ドォオオオオオーン

 

ナナシ「えっと…派手な挨拶ですね。第一印象はバッチリです!」

メイリ―「…えっ?!いやいや、おかしい!まさか…アレを狙って…?」

ナナシ「アレ?」

メイリ―「ナナシ君!君たちはひとまず外へ!私は研究室に戻る!」ダッ

ナナシ「あ、は、はい!…あれまたなんか巻き込まれてる?」

いろは「そんな気はするね」

ナナシ「ひ、ひとまず、外に出よう!」

 

―総合フロントー

 

研究員「」

謎の少女「ん~?研究員さーん。どこにいるかー知らない?僕ね、僕はね、その人殺さないといけないんだぁ…あれ、聞いてる?死んじゃってる?」

武装した青年「あー、くそがッ!無線ジャミングされてんじゃねえかよッ!なんでアイツらうまくいかねぇかなぁ、連携ガチで悪りぃぞ。絶対邪魔入っただろコレよー」

ナナシ「あからさまにイベント戦が始まってるぅ…とっさに隠れたけど…やるしかないか」

いろは「相手は二人かな……ナナシ、私も援護するよ!」

ナナシ「いや。こいつらは反政府組織の【RED GALLOWS】なんだ。いろは君は安全なところへ隠れて、V-endを呼んで!」

いろは「だ、だけど…そんなの1人で…」

ナナシ「大丈夫。僕は弱いけどタフさには自信があるから!…たぶん」

いろは「…わかった…ただ、必ず無茶はしないで」ダッ

ナナシ「うん!…食い止める!」

システム音「drop act……」

ナナシ「変身!」

武装した青年「なんか気配がすんなぁあ?おいヤミィーきいてっか?」

ヤミィ―「あれぇーこいつら、みんな死んでるー。あっ、うちのスパイとかもいるじゃんー。僕ねこいつらもやっちゃったのかぁ」

武装した青年「はぁあ…、オイッ!ヤミィ―ッ!!この女はいつもいつも……」

 

カランッ

 

若い研究員「…あっ、だ、誰か」

武装した青年「あん?こいつか?バッチなし…下っ端の研究員か」

ヤミィ―「んー、どうするの?」

武装した青年「情報は持ってないだろうよ…とりあえず始末しとくか」

若い研究員「…っひっ…ま、」

ヤミィ―「僕がヤるよー」

武装した青年「はぁ…いーけどよー、あとでボスに報告すんだから、しっかり情報集めて働いておグぅッベェッ」ゴシャアン

ヤミィ―「んー、なんだいきみはー、ニコライ飛んでっちゃったじゃん」

ナナシ「さっ、君は逃げて!」

若い研究員「ひっ、はっ、は…は、はい!」

ヤミィ―「あ、逃がさないよー!」ダッ

ナナシ「止めろおおおぉ!ッりゃあぁぁあッ!」

ヤミィ―「うわぁ危ないよー、ひやひやだー」ガキン

ナナシ「くぅっ…、簡単にはいかないか!」

ヤミィ―「君どっかで見たことあるーよーなー?」

ナナシ「僕はないッ!っと思うけどね!」ドガッ

ヤミィ―「よっ、危ない。うん…危ないなぁー、ソレッ」

ナナシ「ハァアああぁあッッ!」バキン

ヤミィ―「うわぁ折れちゃった。僕ねーこれ結構気に入ってたのにー」

ナナシ「ふぅっ…!ざまあみろ!」

ヤミィ―「あ、でもねーそうそう、僕ね、最近バックスライン社の殺戮工具シリーズ買ったんだよー」

ナナシ「それなら!これでどうだッ!」

ヤミィ―「これを早速お試し」ガシッ

ナナシ「ぃいぅわッ!ま、まずい!?手がッ」

ヤミィ―「おそいよー」ブンッ

 

ガキン

 

ナナシ「ッ…!?い、いろは君?!」

いろは「ごめん!やっぱり黙ってられなかった…」

ナナシ「いや、情けない話、すっっごい助かりました」

ニコライ「ッくっそぉがぁあああッ!!テメェ!さっきはよくもやってくれたなぁああ?!俺様にィイ」

ヤミィ―「あ、ニコライおかえり」

ナナシ「ここで圧倒的悲報ですか神様」

いろは「圧倒的戦力差ではある」

ヤミィ―「僕の前でしゃべってんじゃないよ。二撃目。行くよ、雑魚ども」ダッ

ナナシ「か、間髪入れず積極的!」

いろは「あ、朗報」

ナナシ「この状況で!?」

いろは「既に到着しているんだ」

ナナシ「え?!」

いろは「国家権力」

 

ガシャアアアアン

 

若い青年のASH「雑魚どもはテメェらだろ、ブチ殺すぞ」

ニコライ「くっそがッ!おっかしいぃとおもったぜ…奇襲情報が途中で漏れたな!」

ヤミィ―「僕ねーこいつ嫌いなんだよね」

若い青年のASH「あぁ?奇遇だな。俺も恨みは多少なりともあるってやつだ」

ヤミィ―「その態度。腹立つなぁ、前の借り返させてもらお」

若い青年のASH「ま、今日は俺だけじゃねーけどな、オラ!部隊前へ!つっこめッッ!」

ニコライ「ちっ!敵が多すぎる、ヤミィー!一旦撤退だ!多少情報は盗った」

ヤミィ―「…。はぁ。ちぇー、つまんないなぁ」

若い青年のASH「逃がさねぇ!まとめて潰す!」

ジュリー「アンタたち大丈夫!?」

ナナシ「ジュリーさん!?何でここに?」

ジュリー「エルビアよ、やっぱり心配でアタシをア~ンタたちの護衛に付けてたのヨ。そしたらこの騒ぎじゃない!」

ナナシ「アンタたち!?僕も入ってる?!エルビアさんっ…」ジーン

ジュリー「アナタはオマケよ」

ナナシ「ですよね」ゲッソリ

ジュリー「やぁ~だ!冗談ヨ~!と・に・か・く!ここから逃げるワヨ!」

 

―エルビアの店 EGショップ―

 

エルビア「いろは!怪我なかった?!」

いろは「ああ、このとおり!ナナシが守ってくれたんだ!」

エルビア「あら、やるじゃない!ナナシくん!君も無事でよかったわ」

ナナシ「いやぁ、あんまり守れた気はしないんですが…しかも目的の物はもらえませんでしたし…」

エルビア「ああ、それならいいのよ。後輩に持ってきてもらうわ。時間はかかるけど結局それが一番安全かもしれないわ」

ナナシ「ああ…それならよかったです」ホッ

エルビア「まあ今回はね、大変な目にも会ったし…あー…、申し訳ないしね。報酬もある程度出しとくわよ!」

ナナシ「ぅえ!ぃ、いいんですか!」

エルビア「いいのよ、いろはも守ってもらったしね」ニコッ

ナナシ「それは逆に助けてもらったんですけどね」ニコッ

ナナシ「それじゃあ僕は帰りますね。結構疲れちゃったので」ガチャ

エルビア「はーい、また来なさいよー」

 

カランカラン

 

いろは「ナナシ!」

ナナシ「あ、どうしたの?いろは君」

いろは「いつも世話になってるからさ、これを渡しときたい、家に帰ったらみてくれ」

ナナシ「え!うわぁありがとう!そんな僕に気を使わなくていーのに!」

いろは「いいんだ、それこそ気にしないで」

ナナシ「むしろ今回も僕は助けてもらったし…、本当は僕が何かしなきゃなんだよ」

いろは「あとこれは多分貴重なAIチップだと思うんだけど、どうだろう?」

ナナシ「これは…!結構すごそうなAIチップ…これをどこで?」

いろは「【RED GALLOWS】から拾ったんだ」

ナナシ「ぇッ!どのタイミングで?!」

いろは「ナナシが戦っている間、一般兵と戦闘になって。そいつらが持っていたんだ」

ナナシ「相変わらず君1人で壊滅させたと」

いろは「これも受け取ってほしい。私には不要な物だろうから。あ、迷惑ならエルビアに渡しておくけど?」

ナナシ「いやいや!いるいる!……でも、いーのかな?ありがたいけど…僕、君になんにもしてないのに…」

いろは「そんなことはない! 新東京でフォルトにみんなが囲まれた時も、強盗にみんなが捕まった時もナナシは助けてくれた。それだけ返しきれないことが多すぎるんだって!」

ナナシ「あれはー…成り行きだよ。しかも結局最後は僕フルボッコにされたし…」

いろは「今日のところは疲れただろうし、帰ってまた明日にでもエルビアに見てもらうといいと思うよ」

ナナシ「うん、ありがとう。じゃあまた!」

いろは「ああ、気をつけて」カラン

ナナシ「…なんだろチップのここ…変なテープ貼ってる?」

ナナシ「剥がしてみよ。…なんか書いてるな」

ナナシ「D-3…?」

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