【SS】調査するだけでお金もらえるんですか?!やります!【Nameless Hero】

タイトル:記者とヒーロー

 

――週刊誌会社【ハルノモルジ】――

 

ナナシ「おぉ〜……すごい。さすが大企業……」キョロキョロ

 

末継亥人(以下カイト)「何きょろついてんだ?」

 

ナナシ「あ、カイト!ひさしぶり!元気だった?」

 

カイト「残業で体壊しそうなくらい忙しいが、これを元気というなら元気だな」

 

ナナシ「まわりくどいなぁ……。」

 

カイト「やかましい!とりあえず仕事の話は、そこのカフェで話そうぜ。」

 

――週刊誌会社【ハルノモルジ】カフェ内――

 

ナナシ「それでどうしたの?今日は」

 

カイト「ああ、今回の依頼はある研究所の資料をいただくのと現場調査だ」

 

ナナシ「どこの研究所?」

 

カイト「トラストリンガーと業務提携してた会社の研究所」

 

ナナシ「あの大企業の!?あ〜、ニュースになってた!大量のフォルトが脱走しちゃったやつ!業務提携してた会社が摘発されてたね」

 

カイト「トラストリンガーは特にお咎めなしだったけどな。」

 

ナナシ「うむぅ、なんかあそこの会社キナ臭いよね」

 

カイト「確かにな。だけど決定的な証拠はあの会社は残さない。ウチとしてはスクープを探しにその研究所に行きたいところだが、すでに証拠隠滅されてるだろうからなぁ。今回は別の目的で行く。」

 

ナナシ「別の目的??大量のフォルトを殲滅とか?」

 

カイト「まさにそれ」

 

ナナシ「帰りますね」ガタッ

 

カイト「待て、冗談だ」ガシッ

 

ナナシ「え〜、ほんとかなぁ」

 

カイト「ある人物の資料がそこにあるはず。それを調査するだけ!どうよ?」

 

ナナシ「調査するだけでお金もらえるんですか?!やります!」

 

カイト「お〜!よかったぜ!お互いにWINWINってやつだな!俺とおまえだけなら支払いも安いもんだぜ」

 

ナナシ「……え?あれ?あの〜、そちらの会社って傭兵ASHを依頼の都度、雇えませんでしたっけ?」

 

カイト「いや〜、できるんだけどね。給料天引きされるからね。なるべく使ってないよね」キリッ

 

ナナシ「イヤ、キリッじゃなくて。僕だけでそんなところ不安なんですが……」

 

カイト「だぁいじょ〜ぶだぁってぇ!そんな危ないところじゃないから!」

 

――ある研究所――

 

カイト「さってと、行くか。スーツ装着、装着」ガシャン

 

ナナシ「あれ?重装備だよねそれ?超高性能パワードスーツだよねそれ」

 

カイト「え?気のせい気のせい」チャカ

 

ナナシ「あれ?重装備だよねそれ?超高性能スナイパーライフルだよねそれ」

 

カイト「え?気のせい気のせい」ウィン

 

ナナシ「あれ?重装備だよねそれ?超高性能携帯PCだよねそれ」

 

カイト「よし!はいるぞ!」

 

ナナシ「ねぇ!そんな危なくないっていったよね!?すっごく不安になってきたよ僕!!」

 

カイト「だぁいじょ〜ぶだぁってぇ!殲滅依頼じゃないってことは、終わったらトンズラすりゃいいんだから」

 

ナナシ「そーだけど……、はぁあ不安だあぁぁあ」

 

――ある研究所内――

 

ナナシ「うわぁ……、奥に進めば進むほど結構フォルトいるね。D級ばっかだけど」

 

カイト「まあな〜、大量発生でここは放棄したからな。えーと、ここを右に曲がってと」

 

ナナシ「けっこうロボットの残骸とかトラストリンガーの偵察部隊の死体もあるね……」

 

カイト「ある程度、死後経過してるっぽいようだな。うぉお……食われてるな」

 

ナナシ「うぇ……、でも戦闘部隊はあんまり損傷が激しくないね……」

 

カイト「そうだな。むしろ偵察部隊と比べるときれいなくらいだ。食われてもいない……おかしいな」

 

ナナシ「ここ暗くて怖いです。あ!あそこじゃないかな?K-109号室」

 

カイト「ん?あ、そこだ!やっとみつけた」

 

――K-109号室――

 

ナナシ「資料がいっぱいだなぁ、これを探すの?」

 

カイト「いやハッキングする。データで持ち帰る」

 

ナナシ「えーと、じゃあ……僕はなにすれば?」キョロキョロ

 

カイト「なんか役立ちそうなもの探しといて!」

 

ナナシ「雑ッ!!」

 

――数十分後――

 

カイト「いよぉし!あらかたデータはとった!」

 

ナナシ「早く帰ろ!なんかやな予感するんですよね」

 

ギギギ……

 

カイト「ん、なんの音だ」

 

ゴシャアアアアンッッッッ

 

ナナシ「うわああああああああぁぁぁぁ!!!!」

 

カイト「ヌオオォォっ!!ちょ、怖い怖い!つーか、フラグ立てんな!!」

 

ギャアアアアアアアアアゥゥゥゥゥゥゥ!!

 

ナナシ「ちょ、ちょ、ちょ!?あれ確実にD級のフォルトじゃないですよね??あんなでっかいの!」

 

カイト「あッ!!ごめんナナシ!いまPCでスキャンしたら」

 

ナナシ「え?なに!?」

 

カイト「あれA級フォルトだ」

 

ナナシ「」

 

ゴシャアアアアンッッッッ

 

ナナシ「うっわああ!!に、に、逃げる!!」

 

カイト「マジやば!!あんなの俺らじゃ即死だ!壁壊して脱出するぞ」

 

ナナシ「すっごい追ってきて……ない?あれ遅くなった?」

 

カイト「い、今のうちにエネルギーブーストしとくぞ」

 

ナナシ「おっけー!!」ブゥウン

 

A級フォルト「……!?ギャアアアアァァァァウウゥ!!」

 

ナナシ「え!!?すっごい怒ってる!?なんで?!」

 

カイト「すっげえ追ってきてるじゃん!?走れえええええええッッ」

 

ナナシ「っちょ!行き止まり……!!」

 

カイト「っ!仕方ない!ナナシ少し時間稼いでくれ!」

 

ナナシ「無理です!と言いたいけど言ってられないよね。うぅ……」

 

カイト「頼むぞ!っあ!待てよ……もしかして」

 

ナナシ「ちょおおおお、うっひゃぁ!!あぶな!!」サッ

 

A級フォルト「ャアアァァウウゥ!!」ブンッ

 

ナナシ「……こんのッ!!くらえぇえええッッッッ!ラストバレット!」ドガアアァァッッ

 

A級フォルト「……」ジロ

 

ナナシ「ですよね、効かないですよね。うっわあ」

 

カイト「ナナシこっちだ!こっちにおびき寄せろ!」

 

ナナシ「おっけぇ、ってぇえええ!!?そ、それ銃口の向き!!天井狙ってどうするの!?壁狙わなきゃ!!」シュババババ

 

カイト「まぁみてろって!うおりゃああああッッ!!」ダダダダッ

 

ズズッッガラガラガラガラッッ

 

A級フォルト「!?ギャアアァァウウゥ……」

 

ナナシ「に、逃げてく?太陽の光??」

 

カイト「やっぱ、太陽に弱かったようだな」

 

ナナシ「た、たすかったぁ……。死ぬかと思った……。」

 

カイト「さ!ここから逃げるぞD級のやつも集まってきそうだしな」

 

ナナシ「しかし、すごいねカイト!あいつの弱点がわかるなんて……」

 

カイト「ああ、偵察部隊ばかり食われてた理由がライトを全部壊すためだったんだ。偵察部隊のライトは一段と光るからな。ナナシがエネルギーをブーストした時にブチ切れてたのもそれが理由か。お前ブーストすると光るし」

 

ナナシ「へー、でもそれだけじゃ決定打には弱いような……」

 

カイト「あ〜あと、何より決定的なのが最近見た映画のシチュエーションに似てたからな。なんかあいつ爬虫類型フォルトっぽいし、爬虫類型は光に弱いってその映画でやってた」ドヤァ

 

ナナシ「……え?映画のシチュエーション?僕はその賭けのために戦ったのか……」

 

カイト「いや……まあ報酬は弾むよ」

 

――週刊誌会社【ハルノモルジ】――

 

カイト「じゃあまた何か依頼があったら頼むぞ」

 

ナナシ「うん!お互い節約できてよかったね」

 

カイト「まあな、ひとまず今回のことはあんまり公にしないでくれよ」

 

ナナシ「もちろん、わかってるよ!それじゃ!」ガチャッ

 

カイト「ふぅ……。ん?あ、もしもし?明人のデータか?ああ、初見宗一のデータと一緒に見つけた。これであのイースターエッグもさらに解読できるな。ああ、今度もって行く。じゃあな」ピッ

 

カイト「これであいつも浮かばれるな」

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