【登場人物】ヤミィ― / ヤミー・アルカディア

ゲスト作者:岩葉
説明小説宣伝調査報告書
【ステータス】
■名前 / 本名
ヤミィ― / ヤミー・アルカディア(Yummy・Arcadia)

■容姿
・性別

・年齢
16~18くらい?(実年齢は不明)
・身長
165cm
・体重
48kg

■種族 / 人種
強化人間?エボルブ? /  不明

【武器 / 能力】
■武器
1.殺戮工具シリーズ K-17(工具17番)
2.九尾の尻尾

■能力
運動神経 特上の下の下
身体能力 上の下の下
知能指数 上の上の上

■特殊能力
治療した生物を自在に操れる。

【所属】
■味方or敵

■所属 / 階級
反政府組織【RED GALLOWS】/ 幹部
■主な活動世界
現実世界

【作者】
岩葉
【Twitter】
@iwabajunki06
【pixiv】
リンク
【アンエク依頼イラスト】
アンエクイラスト集

ヤミィー・アルカディア 

Classified 衛生兵→工作員

 

ヤミィー・アルカディアは現在RED GARROWSにおける幹部であり衛生兵工作員としてその一角を担っています。

危険度は極めて高いのでなるべく戦闘は避けるようお願いします。

以下、調査報告書を参考にしてください。

 

彼女は衛生兵としての倫理観から彼女自身の目的から治療をおこなうため、敵味方の区別を問いません。例え戦場であったとしてもです。傷病者および不具者を発見し次第彼女は治療を開始します。この特性から政府軍において彼女を最前線に配置されることは好ましくない好ましいとされています。彼女を有効に使用したいと考えるのであれば敵の居ない後方において医療事務に当たらせるのが良いでしょう。決して彼女に味方を治療させてはなりません。特例措置として状況が非常に切迫したものであり上位階層、最低二人の承認が合った場合にのみ彼女の治療が許可されます。

彼女の医学者としてのスキルは最高水準のものであるとの評価が一般的です。古今東西の医学に精通しており、薬学から外科までこなすことのできる素質と可能性、それを具現化するだけの能力を兼ね合わせています。彼女がいままでに救ってきた人物は134人(非公式な戦場での治療活動は除く)であり経歴においても実績においてもなんら最高の名の遜色に値しません。またPTF(心臓奇形病)への治療許可証をもつ世界で数少ない一人であるということも明記すべきことのひとつでしょう。以上の観点から今までの功績をたたえつつ栄転という形で後方への配属替えが強く要望されます。

※この要望は上位階層者によって却下されました。彼女の能力は最前線に配置してこそ最大限の効力を発揮するとの判断からです。詳しくは追加調査書を参考してください。

 

人事調査添付ファイル 208部隊上級士官からの報告

彼女の活躍はめざましいものです。医療スタッフとして前線に配置されてからいうものの抜きん出た活躍をみせました。特にDからGにおける傷病兵への献身は文字通り獅子奮迅といったもので彼女のいた地区のみ死亡率が30%から50%まで低下しています。

また医療技術の腕に関しましても申し分ないものでした。特記しておくべきこととして彼女の治療は「無痛」なことが上げられます。これは比喩や美麗な修辞旬を用いているのではなく事実まったく痛くないのです。通常、大規模な身体損害における治療には大変な痛みを伴うもですが、彼女のそれにはまったく付随しません。麻酔やその他の薬による作用もあるとは思われますが、やはり彼女の実力によるところが大きいのではないでしょうか?

私自身も銃創を治療してもらいましたが治療中一度たりとも強い抵抗感を感じることがなくつづがなく完了いたしました。後遺症もまるでなく銃創痕はふさがり皮膚の上から消え失せ、まるで撃たれたことが無かったかのように感じるがほどでした。

知識とノウハウも優秀であり、音響外傷、コンパートメント症候群、脳挫傷、コーレス骨折、筋断裂、靭帯損傷、捻挫、肋骨骨折、頸髄損傷、外傷性頸部症候群。以上の治療を私が把握している限りでは行っています。

彼女は間違いなく1医療技術者としては最高の水準にありますが、残念ながら軍人としては必ずしもそうではないと記載しなければなりません。というのも敵兵の治療も同様に行っているのです。確かに敵と味方という区別はあれど同じ人間でありますから助けたくなる気持ちというのもわかりますが、戦場において思いやり及び医者としてもつべき倫理観というものはまったくの無意味であります。またそのような行為を指摘されてもなお続けるという点に彼女のスタンドプレーの傾向を伺うことができ、いずれ共同体の破壊につながる要因になりかねないともいえます。多少強めの言葉で書きましたが、実際現場においてもフラストレーションがたまりつつあり尊敬と疑念の眼差しを同時に受けるという奇妙な存在と化しています。この問題を解決するためにも後方勤務への配属替えを強く要望いたします。

 

 

追加調査

結論からのべると彼女の能力は医療ではなく『無痛』でした。

委員会はヤミィーアルカディアが配属されていた地区の死亡率が低いだけでなく、異常なほどに『戦火が激しい』ということに気が付き調査を開始しました。すると彼女のいた地域の部隊のおおよそ7割の兵士にある共通点があることに気が付きました。それは『無痛』です。

兵士のほとんどが痛みという感情をもたなくなっていたのです。この異常な事態をヤミィーのなんらかの能力であると仮定し、被検体およびサンプルデータを回収する対象としてその地区の担当となっていた上級士官を選出しました。以下はその推移と結果です。

 

1129

士官は銃撃戦に巻き込まれ腹部貫通の銃創を負いました。たまたま居合わせたヤミィーがそれを目撃。速やかに処置を行ったことにより彼は一命をとりとめました。

 

1212

彼の計画が大胆さを増しました。以前はどちらかといえば防戦主体の粘り強い戦法を選ぶ士官だったのですが、このときから好戦一色の激しい主体戦を好むようになります。

理由を尋ねると彼は「このところ恐怖を感じない」とコメントしました。

独自の調査により、彼がヤミィーを専属の医師にしていたことが判明しています。

 

1223

彼の攻勢がピークに達します。彼の配属下にあった208部隊の猛烈な一点突破により敵主力部隊の背後をとることに成功。歴史的な勝利を手にします。

しかし戦場の様子は華々しいものではありませんでした。彼の部隊の多くは負傷し、KIAは7割にも達しています。にも関わらず士気は依然として下がっておらず、目撃情報によれば四肢が欠損した状態であるのに、銃を手に取り猛然と行軍を続ける208部隊の様子が多数報告されています。

※この時点でヤミィーの能力が兵士たちに発芽していることは確実であるといえるでしょう。彼らはすべて敵軍の攻撃を装い、殺処分が完了しています。

 

118

上級士官を呼び出し、テスト101が開始されました。これは極めて単純なもので、健康診断と称した上で対象に低~高電圧を掛けるというものです。上級士官の健康診断によれば対象はきわめて良好な状態にあると推察され計画は当初の予定通りに実行されました。

実験は一般的な電気治療に用いられる程度のマイクロカレントからスタートしました。

対象に負荷を強めていきましたが苦痛を感じているというそぶりはありませんでした。負荷が致死量近くまで上昇したときに視界がゆらぎはじめたとの打診があったためテストは中断されました。結果から言えば対象は拷問に使用される電気工具の4倍の負荷を掛けられたのにも関わらず、心拍にも血圧にもなんら変化はみられませんでした。

これは後に行われた彼の部下すべてにおいても同じ結果をもたらしました。

 

210

208部隊の多くが味覚障害をうったえて野戦病院にかけこんできました。レベル3の医療が彼らに施されましたが何一つ効果をあげることができませんでした。

 

213

次々と患者が急増します。痛覚、味覚、温度感覚、触覚、性的興奮。などといった感覚が失われつつあるとのことでした。医療スタッフは総力を決して事態の収集に務めましたが結果は芳しいものとはいえませんでした。精神的なものに深く依存しており完全に治療するために原因をつきとめることは事実上不可能であると判断されました。よって通常のPTSDとまったく同じ投薬による治療が試みられます。しかしそれは対症療法にしか過ぎず根本的な対策の開発が急がれます。

 

223

暴動が起きます。奇妙なのは反乱などではなく208部隊の多くが銃器や刃物を使って自らを傷つけ始めたことです。彼らは口々に感覚がまるでないことと、不安でしかたがないということを訴えていました。私達はこれを鎮圧するのに催涙ガスとゴム弾を使用しましたが208部隊のすべてに効果がありませんでした。一部は説得に成功したものの大多数は軍機違反であるとして銃殺刑を執行せざるおえませんでした。

 

313

営巣に閉じ込めておいた208部隊と上級士官にインタビューが試みられます。というのもついに聴覚までその症状は及ぼうとしていたからです。以下はその当時のログです。

 

「私の話が聞こえるかね」

「かろうじて」

「よろしい。それでは君の状態について教えてくれ」

「怖い」

「怖い?」

「あぁ。とにかくひたすらに怖い」

「それはまたどうしてだ」

「最初は良かったんだ。まるで麻薬みたいなもんだな。俺達はヤミィー曹長の治療をうけてから痛みを感じなくなった。そうすりゃ戦争だってテレビゲームと変わらない。いつしか恐怖心をまったく持たなくなってたんだ」

「ふむ」

「でもある時からか、痛みどころか身体の感覚がすこしづつなくなり始めたんだ。初めはかゆみ。それから味覚。そしてしまいにゃ身体になにが当たったかすらわからなくなってきた。このころになってようやく俺らもやばいって気づき始めた」

「続けて」

「感覚がなくなってきて、恐ろしくなってきた。分かるか?身一つで宇宙に放り出されるこの感じ」

「つまり君が言いたいのは感覚が完全に遮断されたことによって生きている実感に乏しくなったと」

「そんな生半可なものじゃない。無だよ」

「無」

「刺激がほしかった。なんでもいい。例えそれが激痛であったとしても」

「それが君たちが自傷行為に及んだ主な理由かね?」

「あぁ。そうだ」

 

318

聴覚が失われ、加えて視覚までもが奪われ始めます。

208部隊の面々は口々に自決を希望しましたが却下しました。

 

46

208部隊のすべての感覚がなくなりました。被験者たちの精神状態は明らかに恐慌をきたしておりあらゆる対話の試みは失敗におわりました。しかし、彼らの発言からヤミィー曹長の名前が散見されました。

 

「彼女が直ぐ側まで来てる」

 

410

被験者は生物として最低限度の活動レベルにまで低下しました。被験者すべての反応が消失し、この時点をもってプロジェクト101は閉鎖されます。彼らは現時点をもって監査の対象を外れ戦闘中に出た傷病兵と変わらぬ取扱へとかえます。

 

412

突如として植物状態であった208部隊が動き出します。彼らは見張員の静止にも関わらずどこかへと姿を消しました。すぐにヤミィー曹長への尋問が開始されましたが、彼女は知らぬ存ぜぬの態度を突き通しました。

 

414

衛星による追跡によって彼らの居場所を特定することに成功します。彼らの大多数は某前線基地の一角に集結していました。サーマル探査によって膨大な熱源を確認することに成功しますが肉眼による情報は得られなかったため近々探索用の部隊を送ることが決定されています。

 

総評

ヤミィーの能力のもっとも良い点は後方を撹乱することができるということである。彼女の治療を受けたものならすべて原因不明の感覚喪失に見舞われる。ということはそれだけ敵の医療的兵站に負担を掛けることが可能ということである。それだけではなく原因不明の奇病が戦争によってもたらされていると知れば民衆がだまっているはずもなく、敵の戦争継続能力を削ぐことにもつながる。民主主義のアキレスを切れるという観点からしてみても彼女の能力はまったくをもって素晴らしいの一言に尽きる。彼女が死体をつかって何某かの謀略をねっていることはこちらも重々承知している。がそのようなことはこの成果に比べれば些細なことである。引き続きヤミィーアルカディア准尉には任務にあたってもらいたい。


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